3月1日、卒業式が行われました。

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卒業証書授与

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校長式辞

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来賓祝辞

 

横田高等学校後援会会長  勝田康則様  

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横田高等学校PTA会長  石原正照様  

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在校生代表送辞

  佐藤 基さん

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卒業生代表答辞

  戸谷 友美さん

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答辞


 長く厳しかった冬もようやく終わりを告げ、暖かい日差しが私たちを照らす今日この日、私たち卒業生のために、多くの来賓の皆様のご臨席を賜り、このように厳かで晴れやかな卒業式を挙行していただき、心より感謝いたします。これからの未来に対して、期待と不安が入り交じる中、こうして無事旅立ちの日を迎えることができました。
 先程は、校長先生、来賓の方や在校生からあたたかいお祝いの言葉をいただき、誠にありがとうございます。
 今、横田高校で過ごした三年間をふり返ってみますと、数々の思い出が走馬灯のように浮かび上がってきます。クラス対抗の球技大会、東京研修でのジャムと仁多米の販売やディズニーランド、団結と協力の大切さを身をもって体験した稲陵祭などの学校行事はもちろん、仲間と汗を流し絆を深めた部活動や、授業、寮での生活や友達と過ごす休憩時間などの他愛のない日々が、今ではとても愛おしく感じます。そんな語りつくせぬ思い出が溢れる高校生活でした。
 私は、この横田高校で貴重な経験をたくさんさせてもらいました。まず、生徒会長として稲陵祭などの学校行事に携わったことです。今までと違う目線での稲陵祭はとても新鮮でした。また、学校全体が一つになり、横田高校ならではの行事を成功させることができ、達成感を得ました。
 次に、夏休みにインターハイの補助員として、さくらおろち湖で行われたボート競技に係わったことです。炎天下で全国から集まった選手たちの0.01秒を競うレースを間近で見て、興奮し、熱い感動をもらいました。この五日間、選手が気持ちよく競技にのぞめるように、自分にできることを精一杯することができました。
 また、私は三年間寮で生活しました。寮の管理をしてくださる舎監の先生方や事務職員のみなさん、毎日温かいご飯を用意してくださった寮母さんにはとても感謝しています。また、舎監として来てくださる地域の方々は、先生方とは違う目線で私たちに様々なことを教えてくださいました。寮生活を通して、協調性や自立性などの社会に出てから必要になることを身につけることができました。寮生活を振り返って一番感謝しているのは、一緒に生活をしてきた友達です。雪が積もれば雪遊びをして、風が強い日には、裸足になり外でTMレボリューションごっこをしました。夜遅くまで話をして、寝不足で学校に行く日もありました。喜怒哀楽をともにし、友達だけど家族のようなみんなと過ごした寮生活は、忘れられない思い出となりました。
 私たちはこの横田高校でかけがえのない多くの友を得ることができました。楽しかった思い出の中には、必ず友達の笑顔がありました。一緒に騒ぐ友達、いつも遅刻ギリギリにくる友達や、実は毒舌な友達など、たくさんの個性的な友達と出会うことができました。私たちはここで築き上げた友情という信頼関係をこれからも大切にしていきたいと思います。
 私たちの中には進学し、さらに学びを深める人、このまま社会へ出て働く人もいます。どの道へ進むにしても、横田高校で学んだ「凜凜しく毅く逞しく」の精神を生かし、社会人としての自覚とともに、自分に責任を持てる人生を歩んでいきます。歴史あるこの横田高校を母校と呼べることを誇りに思いながら、精一杯頑張ります。そして応援し、支えてくださった方々に恩返しをしていきたいです。
 このように三年間を振り返るとたくさんの出来事があり、その一つ一つが大切な思い出となりました。それと同時にたくさんの支えがあったからこそ充実した毎日を送ることができたのだという感謝の気持ちでいっぱいです。この場をお借りして、お世話になった皆様にお礼の気持ちを述べたいと思います。
 まず同級生へ。ときには意見が食い違い、ぶつかることもあったけど、それ以上に楽しいことがたくさんありました。そんな数え切れないほど沢山の思い出を一緒に作れて嬉しかったです。ありがとう。これからもよろしくお願いします。
 次に在校生の皆さんへ。私たちはみなさんのような素直な後輩を持ち得たことを嬉しく思います。これからは生徒会を中心に横田高校をさらに良い学校へと躍進させてください。
 次に先生方へ。横田高校には個性的な先生がたくさんいらっしゃいます。授業や行事、部活動などを通して先生方と関わり、支えられ、恵まれた環境の中で多くのことを学ぶことができました。また、先生方はいつも優しくときに厳しくご指導してくださいました。先生方がご指導してくださるたびに私たちは、少しずつですが確実に成長していくことができました。ありがとうございました。
 そして、一番近くで私たちを支えてくれた家族へ。十八年前の今日、私はこの世に生を受けました。産んでくれて、ここまで育ててくれて、本当にありがとうございました。今まで何度も喧嘩をしたし、一番迷惑と心配をかけましたが、いつもそばで優しく見守ってくれました。これからも迷惑をかけると思いますが、あたたかく見守ってください。よろしくお願いします。
 最後になりましたが、卒業を迎えるまで応援してくださった校長先生をはじめ諸先生方、保護者の皆様、また町長様をはじめとする地域の皆様、本当にありがとうございました。
 これからの横田高校のますますのご繁栄と、今まで私たちが出会った全ての方々のご健康とご多幸をお祈りし、答辞といたします。


平成二十九年三月一日
第九十七期卒業生代表 戸谷 友美

 

 

校歌斉唱

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各クラスホームルームの様子

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