11月23日~25日、とりぎん文化会館 梨花ホールで行われた、中国地区高等学校演劇発表会に出場しました。

以下に練習中の写真を記載します。

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1日目

現地に到着後、すぐにリハーサルの準備にとりかかりました。

準備、撤収も含めて、与えられる時間は、たったの1時間しかありません。

 

さらに、演劇は照明機器、音響機器などの舞台装置が会場ごとに異なるため

操作方法、できる表現も大きく異なります。少ない持ち時間を使って、裏方担当の部員は必死に操作の感覚を掴みます。

 

夜のミーティングでは、練習を収録した動画を確認し、本番での注意点を共有しました。

明日が上映ということもあり、部員たちも積極的に顧問に演技の質問をしていました。

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2日目

午前中に上演するため、早朝にホテルを出発し、現地に向かいました。

到着してから2時間後に上映が始まります。それまでに最後の練習を行います。

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いつも通り、練習前にラジオ体操、ダンスを行い気合十分です。

皺くちゃになるまで読み込んだ台本、使い込まれた小道具が部員たちの本気を表しています。

 

 

そして・・・

 

上演へ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

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会場は静まり返っています。咳も小声も一切聞こえないほどに。

 

まるで、夜の帳が明けたばかりの冬の日のようです。

 

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そんな緊張の中でも、部員たちは懸命に舞台で演じます。

照明も音響も1つのミスが敗退につながるため、ミスは一切できません。

予断を許さないのが演劇の舞台です。彼ら、彼女らがそれを一番理解していました。

 

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そして感動のラストシーンへ・・・

主人公のななは、自らの困難を克服し、未来へと走り続けます。

迫真の演技に、会場からは惜しみない拍手が贈られました。

 

最終日

この日はまだ上演が終わっていない学校を観覧する日です。

自分たちの上演が終了した部員たちは安堵に包まれていました。

 

しかし、中国大会まで上り詰めてきた猛者たちの演技力、舞台照明、音響を最大限生かした演出。

さらになんと、途中から台本を使わずにアドリブのみで演じ切る独創性のある作品もあり、圧倒されます。

 

そして、あっという間に閉会式を迎えます。

 

 司会の方の挨拶もそこそこに、すぐに結果発表が始まりました。

 

 

「文部科学大臣賞、最優秀賞」

 

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「島根県立横田高等学校」

 

あっけにとられる部員たち、何が起こっているのかわからないようでした。

その瞬間、何かの糸が途切れたかのように一斉に部員たちが泣き始めました。

 

 

のどが枯れるまで、日が落ちるまで、練習を頑張ってきた。

 

いままでの努力が報われた瞬間でした。

 

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また、学校に帰着後、部員の保護者の方々より花束や横断幕を贈っていただきました。

 

多くの方の手厚いご支援や応援に背中を押され、手に入れた全国への切符。

 

彼ら、彼女らは様々な方の声援を胸に、来年、全国の舞台に立ちます。

 

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